グッドイヤーのタイヤの評判は悪いのか、それとも実際には高品質か?

グッドイヤーのタイヤの評判は悪いのか、それとも実際には高品質か? 評判

グッドイヤーのタイヤの評判は悪いのでしょうか。

車を所有していると気づけばタイヤの交換時期が訪れているということはよくあります。

そんな時にはできるだけ安くて良いタイヤを選んで買い替えたいと思うものです。

コスパの良いタイヤ選びをしているときによく目にするグッドイヤーのタイヤについてまとめていきたいと思います。

  1. グッドイヤーのタイヤはなぜ悪い評判があるのか
  2. グッドイヤーという会社について
  3. 実際のグッドイヤーのタイヤの性能について
  4. グッドイヤーのタイヤは買うべきか

グッドイヤーのタイヤはなぜ悪い評判があるのか

  • グッドイヤーのタイヤはどこの国で生産されているのか?国産か?
  • グッドイヤーのタイヤの寿命
  • グッドイヤーのタイヤは軽自動車に使われることが多い?また、その評判は?
  • グッドイヤーのタイヤはひび割れしやすいのか

グッドイヤーのタイヤはどこの国で生産されているのか?国産か?

まず、グッドイヤーは日本製なのかどうかですが、アメリカのタイヤメーカーです。

1964年のF1(フォーミュラワン)参加によって、その名を広めました。

会社の始まりは1894年。アメリカのオハイオ州から始まり、110年以上もの歴史があります。その企業理念は「Protect Our Good Name」。ブランド名に誇りを持っていることが伝わってきます。

従業員数は世界中で64,000人。製造に携わる国は22カ国。長年に渡ってタイヤ・ゴム業界で活躍し、牽引してきた、まさにリーディングカンパニーです。

グッドイヤーのタイヤの寿命

タイヤは長期間使用することにより寿命を迎えます。

車は様々な部品が組み合わさり完成していますが、地面と接する部品はタイヤだけです。通常、使い始めてから5年間経った時点で点検をすることが推奨されています。さらに、製造から10年経ったタイヤは劣化のため新品への交換が推奨されます。

タイヤの材料にはゴムやコードなどがあります。それらは使用を続けるうちに劣化していきます。時間による劣化、保管する場所やドライブでの負荷によるもの、空気圧等のメンテナンスの細かさなど、様々な理由があります。

軽自動車用のグッドイヤーのタイヤについて

110年以上の歴史を持つリーディングカンパニーのグッドイヤー。もちろん軽自動車のタイヤも取り扱いがあります。

例えば、取り扱うタイヤの中に「Vector 4Seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)」というタイヤがあります。

こちらはオールシーズン使うことができるタイヤです。性能を確認すると、「スノーフレークマーク」を獲得したタイヤであることがわかります。これはASTM(American Society for Testing and Materials)という世界最大規模の標準化団体である米国試験材料協会の公式試験で、極めて厳しい寒冷地でも十分な性能を発揮することを認証された証です。

また、泥濘路での走行性も通常の夏タイヤより高いことや、タイヤの溝にはまった石などを排出するセリフクリーニング性能にも優れていることがわかります。

グッドイヤーのタイヤはひび割れしやすいのか

まず、ひび割れはどのような理由から発生するのでしょうか。

例えば、空気圧が適正に保たれていないと、タイヤは地面と正常に接することができなくなります。これはタイヤの一部分の摩擦が進む原因になります。また、均一ではなく部分的に摩擦が進むことにもつながります。

このほかにも走行時にタイヤのサイド部分を緑石に擦ってしまうと擦り傷が発生します。当然経年劣化によるゴム疲労により発生するひび割れもあります。それ以外でも、積載量が適正を超えている場合にもタイヤへの負担は大きくなります。

ひび割れが進んだタイヤで走行していると、ドライブ中にバーストする危険が増えます。空気圧を適正に保つことがここでも重要になってきます。

前述のとおり、グッドイヤーのタイヤにはオールシーズン用でありながらも、寒冷地での使用を世界基準で認証されたものもあります。110年以上の歴史を持つアメリカ発祥のリーディングカンパニーでもあり、ひび割れしやすいという根拠は特別見当たりませんでした。

グッドイヤーのタイヤは評判が悪いから買うべきではない?

  • グッドイヤーのタイヤ価格表
  • グッドイヤーのタイヤはスポーツタイヤがおすすめ?
  • ダンロップとグッドイヤーの関係
  • ブリジストンとグッドイヤーの関係
  • グッドイヤーのタイヤはスタッドレスがおすすめ?
  • グッドイヤーのタイヤは評判が悪いのか【総括】

グッドイヤーのタイヤ価格について

気になるグッドイヤーのタイヤ価格についてですが、例えば私の地域のタイヤ専門店では

  • 「195/65R/15」4本セット61,000円(工賃込み)
  • 「235/50R/18」4本セット110,000円(工賃込み)

となっていました。

もちろん、時期によっても変わると思います。

交換タイヤを探す場合には、現在ご自分の使用しているタイヤのサイズを確認する必要があります。上記の例でも「61,000円」と「110,000円」には49,000円の差があります。これはタイヤのサイズによる金額の差です。

タイヤサイズは「195/65R/15」と記載した部分です。サイズはタイヤの側面で確認することができます。タイヤ店の広告で掲載される特売価格は一番小さいタイヤの価格が記載されていることも多いので、自分が乗っている車のサイズを確認した上でタイヤ価格を見ていく必要があります。

サイズの表示方法はタイヤの種類や規格によって違いがあります。「205/50R/16/89V」といった表示の場合にはISO(国際標準化機構)による表示

です。近年ではこのISOによる表記が増えてきています。タイヤ幅、扁平率、ラジアル、リム径、荷重指数、速度記号といったものを表しています。

グッドイヤーはスポーツタイヤで有名?

グッドイヤーが販売するタイヤの中にはEAGLE F1 SPORT(イーグルエフワンスポーツ)というものがあります。

夏タイヤであり、スポーツ走行を楽しみたい方へ向けたエントリーモデルと説明されています。

前述の通りグッドイヤーは1964年にF1業界に参加し、タイヤメーカーとしての成功に繋げています。その後1988年にF1業界から撤退したグッドイヤーですが、2024年から3年間、WEC(FIA世界耐久選手権)、ELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)のLMGT3カテゴリーにおいて単独でタイヤサプライヤーになることが決まっています。

業界のリーディングカンパニーであり、これだけスポーツタイヤの世界でも実績を残しているグッドイヤーですので、スポーツタイヤで有名と言えるでしょう。

ダンロップとグッドイヤーの関係について

タイヤ交換を検討する際にダンロップも候補にあがることが多いです。

ダンロップの始まりは1888年。J.Bダンロップが自転車用の空気入りタイヤを発明しました。今から100年以上前の話です。この空気入りタイヤは特許を取得します。

この空気入りタイヤが作られたのはJ.Bダンロップの子どもが自転車をもっと楽に早く走れるようにしてほしいと父に頼んだことが理由です。

そして、1889年11月ダブリンに「The Pneumatic Tyre and Booth’s Cycle Agency, Ltd.」が設立されます。その後1892年に社名は「Dunlop Pneumatic Tyre Co.」となり、1990年に「Dunlop Rubber Company Ltd.」となります。

日本においては、1980年代、住友ゴム工業がダンロップのタイヤ部門を取得しています。その後、住友ゴム工業とグッドイヤーは提携関係を結んでいます。これによりダンロップブランドのタイヤ製造、販売について、グッドイヤーと住友ゴムが世界的に分散して担当することとなりました。

グッドイヤーと住友ゴムの提携関係は2015年に解消されていますが、ダンロップブランドの使用権は日本では住友ゴムが保持しています。そのほか、アメリカ、カナダ、メキシコといった北米の日系メーカーや、ロシア、トルコ、アフリカの一部の国においても住友ゴムがその使用権を保持しています。一方、北米の非日系メーカー、欧州においてはグッドイヤーが使用権を保持しています。

ブリヂストンとグッドイヤーの関係

ダンロップと同様にブリヂストンもタイヤ交換の際に候補にあがることの多いタイヤです。

ブリヂストンは1931年に福岡県の久留米市に「ブリッヂストンタイヤ株式会社」として設立されています。ブリヂストンの前身は日本足袋のタイヤ部門であり、そこから分社独立して誕生しています。

創業者は石橋正二郎氏であり、1968年には「最高の品質で社会に貢献」という社是が制定されました。同年には品質管理に関する世界最高ランクの賞である「デミング賞実施賞」を受賞しています。100年近い歴史を持つ日本を代表する企業であることがわかります。

ブリジストンとグッドイヤーの関係につきましては、1950年代に提携関係が確認できます。1949年11月にグッドイヤーのリッチフィールド会長が来日しブリヂストンの久留米工場を訪問しています。その後、ブリヂストンの石橋社長との交渉を経て1951年6月に提携を結んでいます。その内容はグッドイヤーからブリヂストンへの技術指導、ブリヂストンではグッドイヤー製品の受注生産を行うというものでした。それぞれ、技術指導料の支払い、委託生産費の支払いも行う形だったようです。なお、技術提携契約は1979年に解消されています。

グッドイヤーのタイヤはスタッドレスがおすすめ?

前述の通り、リーディングカンパニーであるグッドイヤー。当然スタッドレスタイヤも製造しています。

グッドイヤーのスタッドレスタイヤには「ICE NAVI」というシリーズが確認できます。その中には左右非対称パターンが採用されたタイヤであり、氷上での優れたブレーキング性能、コーナリング性能に加え、効き持ちとロングライフ性能を両立したものもあります。スタッドレスタイヤの使用頻度が少ない方にとって、「持ち」に優れた点はポイントです。

ICE NAVIシリーズの中にはSUV用のスタッドレスタイヤも存在します。「アクアフィラー for SUV」という氷雪路でパフォーマンスを発揮する技術が施されています。また、ドライ路面での快適性も両立しており、様々なドライブシーンで高い効果を発揮するタイヤです。

グッドイヤーのタイヤは評判が悪いのか【総括】

グッドイヤーはアメリカのタイヤメーカーであり、F1に参加した経歴もある業界のリーディングカンパニーということがわかりました。米国試験材料協会の公式試験で認められたタイヤも製造しています。特段ひび割れしやすいなどの根拠も見当たりません。

タイヤ価格は高価格帯ではなく、購入しやすい価格帯であると思います。しかし、購入店舗、グッドイヤーの中でもどのクラスのタイヤを選ぶかによって価格は変わってきます。

F1参加経歴もあり、スポーツタイヤの製造もしています。EAGLE F1 SPORT(イーグルエフワンスポーツ)というスポーツ走行を楽しみたい方向けのエントリーモデルもあります。

ダンロップやブリヂストンといった大手タイヤブランドとの提携もしていました。

グッドイヤーのタイヤは様々な販売店で取り扱われています。一部悪い評判はあるものの価格とパフォーマンスの見合ったタイヤだと判断できます。オールシーズンタイヤ、スポーツタイヤ、スタッドレスタイヤと複数種類があり、タイヤは空気圧のメンテナンスなども必要になります。

世界中で製造、販売を展開するグッドイヤー。自分が楽しみたいドライブのスタイルに合わせて購入することで満足のいくタイヤが選べるはずです。

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